損益計算書は5つの利益の定義をしっかり理解する事が大切だという話をいましたが、今日は4つ目の税引き前当期純利益の話です。
税引き前当期純利益とは、前回説明した経常利益に特別利益と特別損失を考慮したものです。
特別利益や損失は、会社の経常的な業務内容とは関係なく、その期だけに例外的に生じた多額な「損失」や「利益」を意味します。
例えば固定資産の売却益(損)などが該当します。
金融機関はこの特別損益については、一時的なものとしてみるので、特別損失が影響して大きな赤字となっていてもそれほど問題視はしない傾向にあります。
明日は最終、法人税を考慮した”税引き後当期純利益”のお話をさせていただきます。