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決算書の全体像(前半)ーたった3分で読める【法人保険提案】HELLO通信

今回は「決算書の全体像」についてお届けします。

▼法人保険に財務が必要な理由

お医者さんが何も検査せずに「あなたはこういう病気だ」と診断して処方箋を出すとしたら、どう思いますか?
不安に思うはずです。これは法人保険の提案も同じようなものです。
企業をしっかり理解して、「こういうリスクがあるから、こういう保険が必要だよ」と提案することが大事です。

そのために決算書が必要です。
もちろん、経営者からヒアリングをしても情報は得られるかもしれませんが十分ではありません。
ヒアリングは経営者の主観が入るから、客観的な情報が必要になってきます。
だから、客観的な情報を得るためにも、財務諸表が必要ということです。

決算書があれば、提案の基礎がしっかりして、お客様にも説得力のあるご提案ができます。
本日の記事では「決算書」について解説していきます。

▼決算書の歴史

実は、決算書の原型は古代にまでさかのぼります。
古代エジプトや古代ギリシャでは、商取引の記録を書いたり、土地の収穫や税金を管理したりするために書類が使われていました。
でも、それはあくまで基本的なお金の出し入れを記録するもので、現代の決算書とはまるで違うものでした。
決算書の現代的な形が登場したのは、資本主義の発展とともにです。
17世紀から18世紀にかけて、ヨーロッパで商取引が急速に広がり、大規模な企業が生まれました。

それに伴って、お金の管理と監査の必要性が高まり、会計学が発展したのです。
そして、19世紀になると、工業化が進み、企業の規模がどんどん大きくなって、株式会社や銀行が登場しました。
投資家たちがお金を出す代わりに、企業の財務状況を知りたくなったのです。

そこで、決算書が本格的に使われるようになりました。
最初の決算書は、貸借対照表と損益計算書だけでした。
貸借対照表は、企業の資産と負債を整理したもので、損益計算書は収入と費用をまとめたものです。
これらの文書を通じて、企業の経営状況や収益性を評価できるようになったのですね。

その後、20世紀に入ると、決算書はますます重要性を増していきました。
投資家や銀行、政府などが企業の決算書を詳細にチェックするようになり、会計原則や監査基準が整備されました。
これによって、企業の透明性が高まり、投資環境が安定しました。

さらに、現代ではキャッシュフロー計算書や別表、勘定科目内訳書などが使われています。
これらの文書を通じて、企業の財務状況や業績、資金の流れを詳細に把握できるようになり、投資判断や経営戦略の策定に役立っています。

だから、決算書の歴史を振り返ると、お金のやりとりと情報の透明性がビジネスの発展とともに進化してきたことが分かります。
今では決算書がなければ、ビジネスの信頼性や持続可能性が評価されにくい、つまり決算書は経済の要とも言える存在です。

次回は『決算書の全体像(後半)』にて、「保険提案に必要な4つの書類」「貸借対照表」「損益計算書」「別表」「勘定科目内訳書」をお届けします。
おたのしみに!

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