先週末、お話した減価償却費。
「減価償却(げんかしょうきゃく)」とは、何年かに分けて費用にする事でした。
会計の世界では「長く使うものは、長い時間をかけて費用にする」というルールがありました。
例えば運送会社が1000万円のトラックを購入したときは、一括で1000万円経費にするわけではなく、5年間(年数は固定資産によって決まっています)に分けて、分割で経費にしていくイメージです。
簡単に計算しやすくするために、1000万円を5年にかけて経費にするということは、毎年200万円が減価償却費として経費計上されることになるんですね。
ここで注意してほしいのが、200万円の経費計上されたかといって、200万円のキャッシュアウト(お金が実際に出ていく)が起こるわけではないということ。
今後のキャッシュフローの計算の時にこの概念を理解していないと、理解が難しくなります。
すでに1000万円のお金はトラック購入時に支払っていますので(リースはまったく別の考え方なので、今回は借入や自己資金でトラックを購入したという前提です)、毎年200万円経費計上しても、キャッシュが流出することはありません。
ここがとてもとても大切な考え方ですので、ぜひ理解を深めておいてください!(^^)!