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我々の仕事は何なのか?(後半)ーたった3分で読める【法人保険提案】HELLO通信

前回は、「保険募集人の仕事は何か「法人保険で提案するリスクマネジメントの視点」「企業が直面する多様なリスク」について、解説しました。

今回は、「リスクマネジメントの基本的な対応策」と「保険募集人に求められる視点と役割」についてお伝えしたいと思います。

▶リスクマネジメントの基本的な対応策

前回の記事でお伝えしたリスクに対処するためには、リスクマネジメントの基本的な対応策を理解し、実践することが重要です。
リスク対応策には、「回避」「軽減」「移転」「許容」の4つがあります。

まず、「回避」とはリスクそのものを取り除くことです。
例えば、新規事業への投資が大きなリスクを伴うと判断される場合、その投資を取りやめるという選択がこれに該当します。
リスクが企業に甚大な影響を与える場合、この手段が特に有効です。

次に「軽減」では、リスクの発生可能性やその影響度を低下させるための対策を講じます。
例えば、従業員に対する継続的な教育を行い、業務ミスを防止することや、サイバーセキュリティ対策を強化して情報漏洩のリスクを減少させることがこれに該当します。

「移転」は、リスクの負担を保険などを活用して他者に引き受けてもらう方法です。
たとえば、経営者の万が一のリスクに備える生命保険は、事業承継資金を確保するための有効な手段です。
また、アウトソーシングを活用して特定の業務リスクを外部に移転することもこれに含まれます。

最後に「許容」は、リスクの影響が小さく、企業がそのリスクを受け入れることで大きな問題が生じない場合に選択されます。
たとえば、低額の備品盗難などは特別な対策を講じるよりも、現状を受け入れる方が効率的なケースがあります。
生命保険は上記の4つの対応策の中の「軽減」と「移転」に該当します。

 
▶「容認」という考え方で経営者に寄り添う

これら4つの対応策に加え、「容認」という考え方があります。
「容認」とは、リスクが存在することを理解した上で、経営の優先度を考えた時にそのリスクに対する対策を行わない選択を指します。

例えば、ある経営者が新たな設備投資を最優先するために他のリスク対応を後回しにする場合、「容認」という選択をしていると言えます。中小企業の経営者は、多忙な業務の中で常にすべてのリスクマネジメントにリソースを割くことはできません。

保険募集人の方が経営者に「容認」という選択肢もあることを伝えつつ、それを理解して寄り添う姿勢を示すことで、より深い信頼関係を築くことができます。

 
▶保険募集人に求められる視点と役割

次回、顧客と話をする際には「経営者として、どのようなリスクを感じていますか?」と問いかけてみてください。
このシンプルな質問が、経営者との対話のきっかけとなり、リスクマネジメントの重要性を伝える第一歩となります。

そして、その中でリスクに対応する方法として「保険」の活用を提案することで、保険募集人としての存在価値を最大限に発揮することができます。
冒頭に「保険募集人が真に果たすべき役割は、顧客である企業や経営者のリスクマネジメントを支援することにあります」と書きました。
まさにこの役割を担える保険募集人を目指していきましょう。

次回は「個人名義の事業用不動産が引き起こすリスク」について2回に分けてお送りしていきます。

楽しみにしていてください!

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