営業キャッシュフローとは、会社の本業によって生じるお金の変動指標です。
キャッシュインと言われる、商品やサービスの販売代金(つまり売上)から、キャッシュアウトと呼ばれる人件費や地代家賃、仕入れなどを引いたものがキャッシュフローです。
という話を前回させていただきました。
では、営業キャッシュフローはどうやって計算するのか?という話なのですが…
厳密に計算しようとすると、キャッシュフロー計算書を作成する必要があります。貸借対照表と損益計算書が2期分あれば、キャッシュフロー計算書はつくれるのですが、結構大変です。
なので、実務的に損益計算書の
①税引後当期純利益に
②販売費および一般管理費の中の減価償却費を加算したもの
が営業キャッシュフローとして簡易的に計算する事が可能です。
例えば税引後当期純利益が500万円で、減価償却費が300万円だった場合は、営業キャッシュフローが500万円+300万円で、800万円となります。
ちなみにこれが借入返済原資となるので、上記の場合であれば、年間800万円までの返済であれば、営業活動によって生まれたキャッシュで返済する事が出来るワケですね!(^^)!